發王戦その7

1回戦の1半荘目が終わってポイントは下記の通り。(括弧内は自分とのポイント差) ※対戦相手は全員プロの方なので名前出しても問題なさそうですが、他団体の方もいるので念の為、仮名にしておきました。 Aさん +40.6 (+25.4) 秋山   +15.2 Cさん -11.7 (-26.9) Dさん -44.1 (-59.3) 点棒に換算すると、1ポイントが1000点です。 ウマが、1位+30、2位+10、3位-10、4位-30なので、35200点持ちの2位で+15.2という事ですね。 順位が1つ違えば20ポイント(2万点)の差が出来ます。 協会ルールと違ってトップオカが無く、30000点持ちの30000点返しなので、1位と2位のポイント差も20ポイントしかありません。 上位2名が勝ち上がりですので、自分の場合、この並びのままなら通過です。 Cさんとは「1着順+6900点以上」 Dさんとは「2着順+19300点以上」 の差を付けられなければ、例え2半荘目が4位でも通過できます。 また、CさんかDさんのどちらかに逆転されたとしても、Aさんが自分より「1着順+5500点以上」下にいれば、自分がトータル2位になれるので、これも通過。 という事で、1戦目が2位だと2戦目の条件が結構易しくなります。1戦目トップなら更に易しくなります(3人の内1人には逆転されてもOKなので)。 因みに、1戦目3位のCさんの立場からみた場合、勝ち上がる為には、Aさんか自分のどちらかを捲くればいいので、自分に対して「1着順+6900点」以上の差を付けるのが1番簡単ですね。CさんとAさんは52.3ポイント差があるので、Aさん相手に「2着順+12400点以上」の差を付ければそれでも勝ち上がれます(いずれもDさんに抜かれないのが条件ですが、Dさんとは1戦目で結構差があるので、Dさんが断トツトップとかにならなければそれほど気にしなくても良い感じです)。 こんな感じで、2半荘目は各自色々な条件が出来てきて、通常のトップ狙い(天鳳ならラス回避)をする打ち方とはまた違った面白さがトーナメント形式にはあると思います。 その面白さを伝えたいのもあって發王戦レポートを書き始めたのに、そこに至るまでの前置きが長くなってしまい、ようやくここまできた感がありますが、2半荘目は各局の結果毎にトータル順位の変動を記載してお伝えしていきたいと思います(次回から2~3分割になりそうな予定)。 2半荘目の座順は、起家Cさん 南家秋山 西家Aさん 北家Dさんの順。 何回か前の記事に書きましたが、1回戦は「2半荘で110分+1局」という時間制限がありまして、今回は1半荘目終了の時点で60分以上経過しており、2半荘目は残り50分も無い状況だったので、時間切れで親が周って来ない可能性のある「ラス親」にならなくて良かったなぁという感じでした(親被りのマイナスが無い方が良かったなんてケースも有り得ますが、トータルでみたら親の回数が多い方が有利かと思います)。 また、条件が一番易しい(高い手を狙わず、軽い手で局消化に来やすい)Aさんが下家にいるので、いざという時にAさんにアシストできる位置にいるのも良い感じです。 Aさんが自分の上家にいてくれた方が自分にとってはベスト(絞る理由があまり無いので、どんどん鳴かせてもらえる)ですが、アシストしてくれるかどうかは相手次第なので、自分→Aさんの並びの方がコントロールし易いメリットはあります。 また、CさんとDさんはポイント的に牌を絞る余裕が無いので、Cさんの下家というのはそれほど鳴き辛い位置でもない感じです。 (と、色々好条件でスタートした2半荘目ですが、中途半端な長さなので内容は、その8へつづく)

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