【映画】TRICK トリック

製作年度: 2010年 上映時間: 95分 ジャンル: サスペンス 監督: ヤン・フリニャック 出演: ピョートル・アダムチク マリアン・ヂェヂェル 【概要】 ポーランド国内で多額の偽札(米)ドルが発見された。黒幕を暴こうとアメリカ捜査網が動き出し、偽造集団を逮捕する。そんな時、アフガニスタンでポーランド政府要人が拉致され、誘拐犯から巨額の身代金を要求される。追い込まれたポーランド政府は人質解放にむけ危険な裏工作に出る。何と収監していた世界一の腕を誇る偽造プロに対し、偽札作りを指示するのであった。条件は一つ“2週間以内に600万ドルを作る"こと。こうして、世界を騙す危険な“トリック"が動き出した。 【感想】 冒頭、主人公たち(と武装した見張りみたいの)が偽札を作っているところに、警察が踏み込み主人公はあえなく逮捕されます。 その際、偽札グループの見張りが主人公を銃で狙って殺そうとするのですが、この行動が最後まで謎のまま。ストーリーに関係ある伏線か何かかと思って観てましたが、単に口封じか個人的な恨み(煙草を吸おうとして注意された)で殺そうとしただけみたいですね。 取り調べで黒幕を白状すれば釈放してやる(黒幕吐いただけで偽札造りの罪問われないなんておかしくない?と思いますが)と言われますが、「それだけは絶対に言えない」と突っぱねて、刑務所に入ることになります。 そしてこの黒幕が後から出てくるのかと思いきや、全くストーリーに関係してきません。 ここまでのシーンは単に、主人公が偽札を作っていて、口の堅いタフな男、という事を説明するためだけの前振りです。思わせぶりな無駄なやりとりはいらないです。 この映画、会話している本人たちにしか分らないような内容のセリフが多く、観ている側としては「多分そういうことなんだろうなぁ」と推測しながら観る羽目になります。もう少しわかりやすい説明があってもいいかなって思いました。 内容的には大したことなくて面白くないです。 主人公がれっきとした犯罪者のくせに、自由になりたいとか恋人と過ごしたいとか我儘なんですよね。罪を悔いる様子もないし。それでも、愛すべきキャラになってれば良いんですけど、この作品の場合は全然そんなことないですし。 【評価】 ★★☆☆☆☆☆ 7点満点中2点

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