發王戦その3

前回の記事では予選の1半荘目の東一局の解説で終わってしまいましたが、今回は予選を省いて本戦1回戦目の様子をダイジェストでお送りしたいと思います。 因みに、自分は5回戦まで勝ち進みましたが、5回戦目で敗退してしまいました。 5回戦を勝つと、次はいよいよ準々決勝、その次が準決勝、そこも勝つと最後の決定戦という事で、あと4回勝てば優勝というところまで来たんですけどね。ま、予選および1~4回戦を勝つだけでも結構な道のりだったのですが。 發王戦の本戦のシステムは、同一面子で2半荘(5回戦から3半荘、決定戦は6半荘)打って、上位2名が勝ち上がりというトーナメント方式。競技プロでもないと普段あまり打つ機会の無いシステムだと思いますので、その辺りの並び作りの面白さも上手く伝えられたら良いなと思います。 ルールは、30000点持ちの30000点返しでウマが10000-30000と、協会ルールと違ってトップのオカが無いルール。 2半荘打って「1着・3着」と「2着・2着」の場合、素点勝負となるので、トップを取らなくても十分勝ちあがれるルールとなってます。 という事でまずは1回戦(2半荘で「110分+1局」の時間打ち切りあり)。 ---------- ◆東1局 南家スタートでしたが、手牌がまとまる前に親がタンヤオ牌の両面チーから仕掛けたので、ドラ沢山の手を警戒して降り気味に打っていたら親の1人聴牌で流局。 ◆東1局 1本場 ここも手牌がまとまらず、降り気味に打っていたら下家から対面へタンヤオのみの1300は1600の横移動。 ◆東2局 親 ドラ
こんな配牌。役牌に頼る必要ない形なので
から切ると、2巡目のツモがなんと
。 2巡目でメンタンピンイーペーコーが見える大体親満の一向聴ですよ。赤無しルールの親満ってかなり大きいので、例えば
ツモでもカンチャン待ちのままツモり親満狙いでリーチに行く予定でしたが、次のツモが
タンヤオもイーペーコーも消える平和のみの聴牌。さっきも言いましたが親満和了ればかなり有利になるので、親満が狙える手なら多少無理しても狙う価値が十分にあるんですよね。せっかく完成しているイーペーコーを崩すのももったいないので、ここは打
とし、聴牌とらず。すぐに
でも引くようなら、三門張の高目タンピンイーペーコーのフリテンリーチをかけるつもりでしたが、
を引いてきたので、フリテン含みの萬子のくっつきより、
引きの聴牌に期待して、
と入れ替えると、直後に
ツモ。 3巡目に聴牌とってリーチをかけていればメンピンツモの和了り牌でしたが、「和了りを逃して失敗した」という意識はないです。データを取ったわけではないですが、序盤に親満を和了れば8割くらいは連対できるだろうし、トップも4~5割くらいはとれる感じなので、3巡目に↑の形なら当然の聴牌とらずでした(裏ドラ次第では6000オールもみえますからね)。 8巡目くらいに生牌のドラの
をツモるもノータームでツモ切りした直後、下家から上家へヤミテンの平和のみの横移動。 かなりのチャンス手でしたが、望む聴牌形になる前に終わってしまい惜しい感じでしたね。 (と、ここまで書いて力尽きたのでその4につづく・・・)

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