メンバーの制約

メンバーが本走する際に「制約」というものが設けられているお店があります。 「制約」とは簡単に言うと、 "ルール違反ではないが、気分を害するお客がいるかもしれないので、メンバーはやってはいけない行為" の事です。代表的なのは、 ・モロひっかけ禁止 ・オーラスに順位の変わらない和了の禁止 ・役満の包になる可能性のある打牌の禁止 ですかね。自分が経験した事のある制約だと他に、 ・オーラストップ目での役有りリーチの禁止 ・役満以外で1巡目からの仕掛け禁止 ・お客様の一発を消したらオリるの禁止 ・途中流局の禁止 ・東場の鳴いて1飜和了の禁止(面前ならおk) ・バック(最終形が片和了りの仕掛け)禁止 ・店長のリーチがかかったら鳴くの禁止(実話です) といったのもありました。もっとあった様な気もしますが随分昔の事なので忘れてしまいました。 あと、人から聞いた話ですが、東場で高い手を和了ったり振り込んだりすると、お客が来てもご案内できなくなるからそれを禁止しているお店もあるみたいです。 ただ、この制約というのはお店のルール表などには特に記載されていません(寧ろ、「当店のメンバーには制約ありません」と謳っている店が殆ど)。従業員マニュアル(そんなものない店もありますが)に書いてあるだけなので、お客にはどんな制約があるのか分からない様にしてあるのが普通です。でも、常連客は皆知っているんですよね。きっと、口の軽いメンバーが言触らしているのでしょう。 さて、この制約ですが、メンバーの成績にどのくらいの影響を与えるのでしょうか。 「制約無し」と「制約有り」の比較データを取ったことなど無いので(取ったことある人なんていないでしょうが)、説得力のある事は何一つ言えませんが、制約有りで打った場合の方が確実に成績は悪くなるでしょう。 "「制約があるせいで勝てない」なんて弱い奴の言い訳、強い奴は制約があってもちゃんと勝ってる。"という意見もあるでしょうが、強い奴でも制約のせいで勝ち額が減少しているはずです。 モロひっかけリーチが打てなかったばっかりにトップをとれた半荘でラスになってしまったなんて事がよくおきますし(ピンの1-3ならトップとラスで上下8000円以上の差)。 ま、制約のお陰で得することもありますが、トータルで見ると損する事の方が多いですね。 自分はこの「制約」といったものは全く必要ないと思っていますが、そうは考えていない雀荘経営者が結構いるというのが現状です。 そもそもルール表に「他人の和了や仕掛けに対する批判はおやめ下さい」とか書いておきながらメンバーには制約を課すって矛盾していると思います。 例えば、負け分もゲーム代も全てお店負担というのなら制約があっても納得できますが(経営者の代走なので経営者の指示に従うだけ)。 お客側の立場で考えた場合、ハンデのある相手と対戦するのって楽しいのでしょうかね? 1つ1つの制約が収支にどれくらい影響するのか簡単に検証してみたかったのですが、長くなりそうなので暇な時にでもやってみようかなと思います。 --------------------------------------------------------------- 最後になりましたが、この度の3月11日に発生した東日本大震災の被害にあわれた多くの皆さまに心からお悔やみ、お見舞い申し上げます。 こんな役にたたないブログを書いていますが、皆さまのご無事と一日も早い復興をお祈りしています。

0コメント

  • 1000 / 1000