メンバーの待遇2
前回に引き続きメンバーの待遇ということで、今回は麻雀面での待遇のお話です。
麻雀面での待遇とは、麻雀を打った時の負け(勝ち)金やゲーム代等が自己(メンバー)負担になるかどうかという点です。
※雀荘に行った事が無い人には"ゲーム代が自己負担"って何?という疑問が湧くかもしれませんので念の為説明いたしますと、メンバーが人数合わせで麻雀を打つ際、お客様と同様にゲーム代(遊戯料)を店に払うシステムというのがこの業界では一般的なのです。自分はこのシステムを初めて知った時"なんで仕事(店の都合)で打つのに遊ぶ人(お客)と同様にお金を払うの?"と驚きました。
これも店によってまちまちですが、大きく別けると4つか5つにまとめられるかと思います。
【1.麻雀の負け(勝ち)もゲーム代も全て自己負担】
これが1番待遇悪いお店ですね。例えばゲーム代600円の店で月に200回(週6出勤するとこれくらい打つ)打ったとすると、12万円のゲーム代を店に支払う事になります。さらに麻雀で負ければ当然その分も赤字にプラス(赤字にプラスって変な表現かな?)されます。
例え月給28万で募集していたとしても、ゲーム代で12万位払うから結局、月給16万相当って事ですね(というよりゲーム代を自己負担するという前提があるので初めから給料が高めに設定されているのですが)。
12時間労働で休みが月に4回(月に300時間以上働く)の正社員。実質の月給が16万ってことは時給に換算すると500円くらいになっちゃいます。
自分が昔働いていた店で、月給33万円、東風戦、ゲーム代500円トップ賞500円(もちろん全て自己負担)というところがあったのですが、1番多く打った月で950回というのがありました。ゲーム代だけで47万5千円。トップも3割くらい取っているのでトップ賞で約14万。合わせて60万以上も店に支払った計算になります。月給の倍のゲーム代を支払いながら働くって正気の沙汰ではありませんね(この月は立ち番の仕事なにもしてないので働いてると言えるのかどうか疑問ですが)。
ま、これは極端な例ですが、いずれにせよ、この待遇のお店では給料を丸々残す事は結構大変です(ゲーム代も含めた麻雀の収支をプラスに出来るメンバーは20人に1人という都市伝説が生まれるくらいです)。
【2.麻雀の負け(勝ち)は自己負担、ゲーム代の一部をお店負担】
これは全て自己負担の店と比べたら少しはましかな、という程度です。お店が負担する金額の事を業界用語で"ゲームバック"と言います(全て自己負担の店の場合「ゲームバック無し」と表現します)。
1ゲームにつき○○円(金額は店によってまちまちです)バックという感じで、給料日に打回数×○○円分返してもらえます。
ゲームバック100円の店で200回打ったら、2万円返ってくる計算ですね。
ゲームバックの金額は100円か200円が大半かと思います(点五の店だと50円とかもあるかも)。稀に打回数100回未満の場合は100円、100回以上になると200円とかゲームバックが変動する店もあります。
また、同じ店でもアルバイトはゲームバック無しで正社員はゲームバック有りという様な待遇の差をつけているお店もあるという噂を聞いたことがあったような気がします。
雀荘の求人に応募する際は電話口で「ゲームバックはいくらですか?」と質問して、少しでも金額の高いお店で働くのが良いと思います。ただ、大抵のお店は「そういった細かい条件は面接でお話しするのでとりあえず面接に来てください」と応えるでしょうけど。
調査したわけではありませんが、ここまでに書いた1と2の待遇のお店が雀荘全体の95%以上を占めると思います。しかも圧倒的に1のゲームバック無しのお店の方が多いでしょう(偏見かなぁ?)。
他の待遇のお店も1度に書きたかったのですが予想外に長くなってしまったので、またまた次回に続くことにします。では、また来週。
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